水没復旧の注意点
当店の水没したアイフォンの復旧率は、約80%(2015年6月現在)となっております!
docomo、au、softbankの保証やAppleの保証を使うと、新品交換となるためデータは確実になくなります。
ですが!!
アイフォンクリア琴似駅前店でアイフォンを修復すれば、大切なデータはそのまま復旧する事が可能です!
ただ、修理をする前にご理解を頂きたいことがあります。
水没iPhoneの大半が、電源すら入らない状態であることを考えれば、
復旧率は高いのですが、中には復旧が不可となり、救えなかったiPhoneが存在するのもまた事実です。
また、iPhoneが水没した場合、どこに影響が出たのかによって修理方法(交換パーツ)が様々です。
このページでは、代表的な3種類の修理方法をご紹介させていただきます。
そのまま放置は危険です!!
『修理に出すのはめんどくさいし・・・』
『別に使えてるし、このまま使っちゃえ!』
そんな状態で、使い続けている方も多くいらっしゃると思いますが、それはとっても危険です!
正常に動いているということは、パーツ交換しなくても適切に内部クリーニングをして乾燥させて腐食を防いであげれば復旧する状態です。
だからこそ、すぐに電源を切って内部クリーニングを施す必要があるのです。
そのまま放置して、使えるからといって使い続けてしまうと、
内部に水が残っている状態で使い続けるなんて、わざわざ故障させているようなものです。
様々な箇所の故障にも繋がりますし、最悪の場合は基板故障となり、永遠に使えなくなってしまい、データも復旧できないということも・・・・。
万が一水没した場合は、すぐに水没復旧に出してください。
水没復旧に出すのが面倒だとしても、せめて速やかに電源を切り、1週間程度は乾燥させるようにしてください。
iPhone水没時にやってはいけない4つのコト!
アイフォン水没時に絶対にやってはいけない行動です。これさえ守れば復旧率はとても高くなります。
1.iPhoneを激しく振らないコト!
なぜか振ると直るんじゃないかと思ってしまうのが、人間です。ですが、これは絶対NG!
良かれと思い、内部の水を抜こうとしても、その振りが原因で基板にダメージを与える可能性があります。
2.電源を入れないコト!
落とした焦りから、まずは壊れていないか確かめる為に、誰でもやってしまいがちなこの行為。
一番といっていい程絶対やってはいけません!電源を入れるコトで大きな電流が濡れたアイフォンに駆け巡ります。
これが原因で基板ショートが起こり、修理不可となっているケースがほとんどです。もちろん、パソコンに繋いだり、充電器に繋ぐコトも絶対NGです!
3.ドライヤーで乾さないコト!
”乾かす”という事はいいことなのですが、こちらはやり方に問題アリです!熱風だと熱すぎる温度により、基板が故障する恐れが・・・。
では冷風はいいのか?と思いきや、入らぬ所に水分が侵入する可能性もありますし、内部の腐食やサビを早めてしまうので冷風もNGです!
4.電子レンジでチンしないコト!
最近、直るという噂が広まっていたこのやり方。焦りからなのか、ダメ元でも直るかもしれないと思えばやってしまいたくなる気持ちは分かります。
が、これはただiPhoneを壊すだけなので絶対にNGです。中身がコゲて一瞬で修理不可になってしまうかも。
じゃあ、どうすればいいの!?!
1.SIMトレーを抜き出す!
iPhoneのサイドについているSIMカード。このカードが故障すると電話をかけたり出来なくなってしまうので、抜いて大切に保管しましょう。
2.電源が入っている場合は、切る!
電源が入っている状態は、ショートを起こしてしまう状態なので一刻も早く電源はOFFにしましょう!!
3.タオルでよく拭く!
優しく水気を取り除きましょう。カバーやフィルターをつけている方は、全部取ってまんべんなく拭いてください。
4.シップロックに乾燥剤を入れてiPhoneと一緒に保管!
安全に中まで乾かすには、持ってこいのやり方です。乾燥剤がない場合は、お米でも可。
ここまでやって頂き、水没復旧にもってきて頂ければ9割以上の復旧率は見込めます!!!
最後に・・・
今まで当店に水没復旧でいらっしゃったお客様の中には、
『海水に落としてしまった。』や、『洗濯機で一緒に洗濯してしまった』など、
ちょっと復旧するのは難しいのでは?と思ってしまうようなアイフォンでも、無事に復旧出来た事例があります。
ですが、2時間前に落として、基板も綺麗な状態なのに、復旧不可となった事例があることも事実です。
アイフォンは相当強いと思いきや、簡単なことですぐに使えなくなってしまうんだなぁと強く実感します。
そして、この水没復旧とは、アイフォンを『水に濡れる前に元の状態に戻す』作業ではなく、
あくまでも『データ復旧をメインとした修理』になります。
水に一度濡れたアイフォンは、仮に無事復旧したとしても、完璧には治ったわけではなく、
不安定な状態で、いつどこかが故障してもおかしくないということをご理解頂ければと思います。